令和3年(2021年) 3月30日(火) 天気:晴れ
熊野本宮大社への小辺路に続く、世界遺産、高野山町石道は、弘法大師・空海が高野山を開創した際、木製の卒塔婆を建てて道標とした表参道です。
弘法大師はこの道を通り、月に9度は山をおりて麓の慈尊院に滞在していた母のもとに通われたといわれ、現在の地名「九度山」の由来となりました。この、町石道は、熊野古道を目指す者にとって必ず歩きたいコースです。約22kmの道に1町(約109m)毎に180基の石柱が立っています。累積の登りは約1600m、下りは約800mです。
九度山駅から町石道の起点、慈尊院まで歩きます。駅からはこれから登る展望台やアンテナの立つ雨引山が見えます。道の駅を過ぎると紀の川に突き当ります。川沿いの桜が満開でした。
そこから、住宅街の道をすぐで慈尊の山門に着きました。
慈尊院
慈尊院は女人禁制の高野山にいる我が子を慕って、弘法大師のお母さんが住んでおられ、女人高野とも呼ばれています。
子授け、安産、育児、乳がん平癒などを願う乳房型絵馬を奉納する女性が多く訪れるそうです。
ご本尊は21年毎に御開帳される弥勒菩薩様です。
丹生官省符神社
慈尊院の多宝塔の横を通るとすぐに、町石道の起点となる丹生官省符神社の階段になります。中ほどと一番上に鳥居がありますが、中ほどの鳥居の横に百八十町石があります。
“高野御子が狩人の姿で現れ、従えていた白・黒2頭の犬を放って、弘法大師を高野山へと導いた”という伝説があり、弘法大師が慈尊院を創建する際に鎮守として高野御子とその母である丹生都比売(にうつひめ)を祀ったのが丹生官省符神社の始まりだと伝えられています。(NANKAIホームページより)
町石道
丹生官省符神社の駐車場(百七十九町石)から裏の道にでるとすぐに大きな道と交差し、標識とトイレがあります。ここから、山道に入ります。
ため池の横をとおり高度を上げていき、紀の川を見下ろすようになるとやがて果樹園の中に展望台が見えてきます。
展望台から果樹園の中を前にアンテナの鉄塔を見ながら尾根を回りこむとかつらぎ町方面の街を望めます。
竹藪や植林の中の道に、町石が続きます。榧蒔石の道標を過ぎ百四十四町石の接待場にベンチと石仏があります。
お経を唱えながら高野山に向かわれる巡礼の方と前後しながら、丹生都比売神社に下る六本杉に着きました。町石道は尾根沿いに続きますが、私は丹生都比売神社に下ります。
里に下ると道端には花がたくさん咲いていました。
丹生都比売神社
NANKAI ホームページより
杉木立の中に朱塗りの太鼓橋、楼門、本殿が美しく映えるコントラストが色鮮やかな「丹生都比売神社」。創建は、約1700年前と伝えられています。丹生都比売大神を祀る神社は全国に108社、摂末社を加えると180社余を数え、 丹生都比売神社は、その総本社です。
町石道
丹生都比売神社をあとに、再び町石道に戻ります。道路から八丁坂への山道に入り少し登ると百二十町石の二ツ鳥居です。休憩所の東屋があります。
百十八町石を過ぎるとゴルフ場に出ます。しばらくゴルフ場の横を歩いて地蔵堂に来ると、下の道路横にトイレがあります。
このあたり、ずいぶん歩いたのにまだ町石は百番をきらず、今日中に着けるのだろうかと不安になってきます。
もくもくと歩いて上小沢駅に下る笠木峠に来るとやっと町石も百番を切り、行程の半分を歩いたことになります。まだ、半分かと思いながら下りの道の先を急ぎR370を横切る矢立に着きました。ここにもトイレがあります。
ここからは登りです。
袈裟掛石、押上石を見てR480を横切ると休憩所の東屋があります。その先、鏡石に着く手前で町石は二十番台になり、十番に着くとカウントダウンを楽しみに歩くようになります。大門はもうすぐです。
高野山
最後の急斜面をジグザグに登って、道路に飛び出ました。目の前に大門。あうんの仁王さんがにらんでいます。
あとは天上伽藍にお参りして金剛峯寺へ。あいにく閉門の時間だったので、門の前で手を合わせ、バス停に向かいました。
長い道のりでしたが、なんとか完歩できて満足な一日でした。
東塔
8:35 九度山駅 発
8:50 道の駅くどやま
9:00 – 9:10 慈尊院
9:15 – 9:25 丹生官省符神社
9:40 百七十二町石
9:55 展望台
10:35 – 40 接待場
11:00 六本杉
11:25 – 11:40 丹生都比売神社
12:15 – 12:20 二ツ鳥居
12:40 ゴルフ場
12:47 地蔵堂(トイレ)
13:30 笠木峠
14:15 矢立
15:00 R480横断
15:30 鏡石
16:15 – 16:30 大門
16:40 壇上伽藍
16:45 金剛峯寺 着



































































































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